弁護士ブログ

不倫の慰謝料請求について・その1

2021.05.05

このブログでは、当事務所のホームページをご覧になっている方に、法律問題について、ためになりそうな(ものであることを目指して)事柄を短く書かせていただこうと思います。

今日は、「離婚・男女問題」という、ひとくくりジャンルを作るとすれば、私の場合、離婚問題よりも多くの相談を受ける「不倫(不貞行為)の慰謝料請求」について書かせていただきます。

不倫の慰謝料請求に関して「不倫をしてしまったが、不倫相手の配偶者の代理人弁護士から慰謝料●円を請求する内容証明郵便が突然、送られてきた。この金額は適正なのか。」という相談を受けることがあります。慰謝料の金額については、「慰謝料の相場」の欄にも書きましたように、不貞行為の期間や内容、婚姻関係に対する影響、婚姻期間、未成年の子の有無、不貞行為の相手の経済状況などにより決まります。

そのような相談を受けた場合は,具体的事情をお聞きした上で、実際に訴訟代理人として関わった裁判での経験や判例も参考にしながら、金額が適正なのかをお答えすることにしています。

代理人弁護士から慰謝料請求される場合、あくまでも一般的な話ですが、示談交渉により譲歩して請求額よりも少ない金額で示談することも想定しているのか、相場よりも高い金額で請求されることが多いように思います。

YAMANISHI LAW OFFICE