カードローン問題

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カードローンとは

カードローンとは、クレジットカード会社や銀行が提供する個人向けの小口融資サービスです。審査を通過すると限度額が設定され、その範囲内で必要な時に借入れができる便利なサービスです。借入れはATMやインターネットを通じて24時間可能で、急な出費に対応できることから多くの方に利用されています。

しかし、この「いつでも借りられる」という便利さが、計画性のない借入れを招きやすく、結果として多重債務に陥るケースも少なくありません。特に金利が高い消費者金融系カードローンの場合、返済計画が甘いと返済が長期化し、利息の負担が大きくなるリスクがあります。

こんなことでお困りではありませんか?

  • 複数のカードローンを利用していて、毎月の返済が家計を圧迫している
  • 返済するために別のカードローンから借入れる「自転車操業」状態になっている
  • カードローンの金利が高く、元金がなかなか減らない
  • 収入が減少したり失業したりして、カードローンの返済が困難になった
  • 限度額いっぱいまで借入れてしまい、返済の見通しが立たない
  • 浪費癖があり、カードローンを使って買い物をしてしまう
  • 督促状や取り立ての電話が増えて精神的に追い詰められている
  • カードローンの返済が遅れ、信用情報に傷がついてしまった
  • など

カードローン問題の特徴

高金利による負担

カードローンの金利は、消費者金融系で年利15~18%程度、銀行系でも年利10~14%程度と高めに設定されています。この金利は住宅ローンや自動車ローンと比較すると数倍高く、長期間にわたって借入れを続けると、元金を大きく上回る利息を支払うことになります。

例えば、100万円を年利15%で借り入れ、毎月2万円ずつ返済した場合、完済までに約7年かかり、支払い総額は約167万円となります。つまり、元金の67%に相当する約67万円が利息として支払われることになります。

借入れの容易さによる多重債務のリスク

カードローンは一度契約すると、限度額内であれば審査なしで借入れが可能です。この手軽さが「必要な時だけ」のはずが「少し足りない時」「欲しいものがある時」にも借りてしまうという行動パターンを生みやすくなります。

このような使い方を続けていると、やがて借入残高が増加し、返済が困難になるケースが多くあります。さらに、1つのカードローンの限度額がいっぱいになると、別のカードローンを作って借入れを続ける「多重債務」状態に陥りやすくなります。

総量規制の問題

貸金業法によって、消費者金融からの借入れは年収の3分の1までという「総量規制」が設けられていますが、銀行系カードローンはこの規制の対象外です。そのため、年収を超える額の借入れが可能な場合もあり、返済能力を超えた過剰融資が問題となっています。

過剰な借入れは返済不能を招き、最終的には債務整理や自己破産という結果になりかねません。法的な制限がない分、利用者自身が返済能力を考慮した計画的な借入れを心がける必要があります。

カードローン問題の解決方法

リボ払いを避ける

カードローンの返済方法には「リボ払い」と「1回払い」があります。リボ払いは毎月一定額の返済で手軽ですが、その大部分が利息の支払いに充てられるため、元金がなかなか減りません。できるだけ1回払いを選択し、早く返済することが重要です。

経済的に余裕がある場合は、繰り上げ返済を行うことで、支払い総額を大幅に減らすことができます。「利息が減らずに、元金が減らない」という状態は避けて、計画的な返済を心がけましょう。

リボ払い

債務整理による解決

カードローンの返済が困難になった場合は、債務整理という法的な解決方法があります。債務整理には主に以下の3つの方法があります。

任意整理

弁護士が債権者と交渉し、将来の利息をカットして元金のみの返済に変更する方法です。収入があり、元金を分割で返済できる見込みがある方に適しています。

任意整理

個人再生

裁判所を通じて、借金の元金を最大で5分の1まで減額する方法です。住宅ローンなどがある場合でも、住宅を手放さずに債務整理ができるのが特徴です。

個人再生

自己破産

返済がまったく不可能な場合の解決策です。裁判所に申立てを行い、借金の支払い義務を免除してもらいます。一定の財産は処分される可能性がありますが、生活に必要な最低限の財産は残すことができます。

自己破産

弁護士に相談するメリット

カードローンの返済に困った場合、弁護士への相談には以下のようなメリットがあります。

取り立てをすぐに止められる

弁護士に依頼すると、債権者に「受任通知」という書面が送られます。これにより、法律の規定で債権者からの直接の取り立てや督促が止まります。精神的な負担が軽減され、冷静に問題解決に向き合うことができます。

専門的な解決策の提示

弁護士は借金問題の解決に関する専門知識を持っています。あなたの状況に合わせた最適な解決方法を提案し、手続きを代行してくれます。また、弁護士が介入することで、債権者との交渉もスムーズに進みます。

総合的な借金問題の解決

カードローン以外にも、消費者金融やクレジットカードの借金など、複数の債務を抱えている場合でも、すべてを含めた総合的な解決策を提案してくれます。一人で悩まず、専門家に相談することで借金問題を根本から解決できます。

当事務所のカードローン問題サポート

京都市中京区の山西保彦法律事務所では、カードローンの借金問題でお困りの方に対して、初回相談を無料で承っております。ご相談者様の状況を丁寧にヒアリングしたうえで、最適な解決方法をご提案します。

弁護士が介入することで、債権者からの取り立てを即時に止め、精神的な負担を軽減します。また、債務整理の手続きを全面的にサポートし、借金問題からの解放をお手伝いします。カードローンの返済でお悩みの方は、一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

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